Conkyが自動起動しなくなった
以前のアップデートで、Conkyが自動起動しなくなっていた。ほっておけば治るかと思っていたが、そうもいかず。設定ファイルをいじってみたら、Conkyの起動までの待機(ポーズ)の時間が短かったことが原因だと分かった。これまで、問題なくConkyは起動していたので、何かアップデートの際に問題が起きた可能性が高い。2021年6月に、デスクトップ環境がGNOME 40にアップデートしており、アップデートにより起動時のGNOME初期画面が変わったことが影響している気がする。
この記事では、Conkyが自動起動しなくなった原因と、その対処法について解説する。
Conkyが起動するか確認
まず、Conkyがエラー無く起動するか、一応確認しておく。autostartのスクリプトに書いてある通りのコマンドを、ターミナルで実行してみる。$ conky -p 2 -d -c $HOME/.conkyrc1 conky: desktop window (800011) is subwindow of root window (e6) conky: window type - normal conky: drawing to created window (0x1000002) conky: drawing to double buffer conky: forked to background, pid is 2207
エラーを出さずに、問題なくConkyを起動できた。
Conky自体は問題ないので、GNOMEやConkyのArch Wikiを調べて自動起動関連の情報を読んでみたが、特に設定変更が必要な情報も無かった。
autostartのスクリプトを確認
次に、autostartのスクリプトに問題があるのではないか、確認してみる。自分で作成した、autostartのスクリプトを確認する。$ less $HOME/.config/autostart/conky1.desktop [Desktop Entry] Version=1.0 Name=Conky at Startup Comment=Conky Startup Exec=conky -p 2 -d -c $HOME/.conkyrc1 Terminal=false Type=Application Icon=important
これまで、この設定で問題なく起動しており、スクリプトを変更していないので問題は無いはず。ただ、疑ってかかると、デスクトップの初期画面が変わったことを考えると、Conkyを自動起動するまでの待機時間(-p オプション)が怪しい気がする。
そこで、待機時間を現在の設定値の2秒(-p 2)から、5秒(-p 5)へ伸ばしてみる。
$ less $HOME/.config/autostart/conky1.desktop [Desktop Entry] Version=1.0 Name=Conky at Startup Comment=Conky Startup Exec=conky -p 5 -d -c $HOME/.conkyrc1 Terminal=false Type=Application Icon=important
PCを再起動して、Conkyが自動起動するか確認してみると、問題なく起動できた。
Conkyの自動起動に関する以前の不具合
Conkyが自動起動しない問題は、これまでにも何度か経験している。以前起きたときは、Conkyの設定ファイルの形式がLua形式ではなかったことが原因だった。上記の設定変更でも改善できない場合は、「Conkyが自動起動しなくなった時の対処法 | 普段使いのArch Linux」のページの情報も参照してみていただきたい。
[1]Conkyが自動起動しなくなった時の対処法 | 普段使いのArch Linux
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