IPv6のみで接続してWebサイトが見れるか確認
IPv6のみで接続した場合、インターネットとの接続はIPoEで行われる。したがって、IPv6に対応したWebサイトのみが見れるため、WebサイトがIPv6に対応しているかどうか確認できる。IPoE接続を使っていても、MAP-EやDS-LiteといったIPv4overIPv6プロトコルが利用できれば、IPv4のサイトも見ることはできるが、今回はIPv6のみで接続してどのWebサイトが見れるか確認してみた。
インターネットにIPv6のみで接続する
IPv6のみでインターネットに接続するには、IPv6ルーターを介さずにインターネットに接続すれば良い。ルーターを介さないので、セキュリティは良くないのでその点は注意が必要。今回は、Linuxをインストールしたパソコンで、ルーターを介さずにインターネットにIPv6のみで接続した。インターネットにIPv6のみで接続した場合は、以下のようにIPアドレスはIPv6アドレス(inet6 global)のみが取得できて、IPv4アドレスは割り当てがない状態となる。
さらに、DNSサーバーのIPv6アドレスを設定しておく。IPv6のDNSサーバーはGoogleのDNSサーバーを設定しておく。/etc/resolv.confに、以下の2行を追加。
# vim /etc/resolv.conf ... nameserver 2001:4860:4860:0:0:0:0:8888 nameserver 2001:4860:4860:0:0:0:0:8844 ...
IPv6のみで接続できたWebサイト
実際に、IPv6アドレスのみでWebサイトに接続してみる。以下に、IPv6のみで接続に成功したWebサイトを載せておく。Google検索ページ(google.com)
Wikipedia(ja.wikipedia.org)
Facebook(facebook.com)
Microsoft(www.microsoft.com)
ちなみに、本ブログを運営しているブログサイト(Blogger)、ドメイン(Google domains)もIPv6対応していた。
Bloggerブログサイト(archlinux.site)
IPv6のみで接続できなかったWebサイト
次に、IPv6のみでは接続できなかったWebサイトを載せておく。AmazonとTwitterのサイトにアクセスしてみたが、どちらもIPv6ではアクセスできなかった。アクセスできないサイトでは、以下のようにWebブラウザ上で「このサイトにアクセスできません。…のサーバーのIPアドレスが見つかりませんでした。DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN」のようなメッセージが表示された。IPv6アドレスで名前解決しようとしても、IPv6アドレスが見つからないため。
Amazon(www.amazon.co.jp)
Twitter(twitter.com)
その他のWebサイトも見てみたが、ほとんどのサイトはまだIPv6に対応していなかった。IT系企業のWebサーバーはIPv6に対応している傾向だが、まだまだその数は限られていた。
[1]IPv4とIPv6のプロトコルやサービスの違いのまとめ | 普段使いのArch Linux
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