Windows 10でIPv6接続
WindowsではWindows Vista以降(サーバーバージョンはServer 2008以降)で、IPv6接続できる機能が標準で装備されている。最近のOSやパソコンであれば、IPv6は問題なく使える。Windows 10については、IPv6接続が可能な環境の場合、IPv6接続を優先して使うようにデフォルトで設定されている。しかし、インターネット接続の設定を変更していたり、ルーターの設定が間違っていたりするとIPv6でインターネット接続できない。
IPv6接続が本格的に普及し始めたのはまだ最近なので、IPv6接続の設定に慣れていない人も多いと思う。この記事では、Windows 10でIPv6接続できない時に原因となる設定と、IPv6接続できない場合の対処方を紹介する。
プロバイダーのIPv6接続設定の確認
まず始めに、インターネット回線の契約をしているプロバイダーでIPv6接続の設定が有効になっているか確認しておく。もちろん、プロバイダーの設定で、IPv6接続が無効になっている場合、IPv6接続できない。最近はIPv6の設定がデフォルトで有効になっている場合があるが、契約したのが数年前だとIPv6接続は無効になってしまっている場合が多い。
具体的な確認方法は、以下のページにまとめてあるので、そちらを参考にしてほしい。BIGLOBE光を例として説明してあるが、ほとんどのプロバイダーでもインターネットのウェブページからIPv6接続を有効にできるようになっている。
2018年9月23日
【BIGLOBE光】IPv6オプションが有効か確認する方法 | 普段使いのArch Linux
Windows 10のIPv6設定が有効になっているか確認
次に、Windows 10のIPv6接続の設定が有効になっているか確認する。「インターネット接続の調子が悪い場合、IPv6接続の設定を無効にする」というおまじないのような定石があり、この対処法を実施した覚えがある人は注意して確認してほしい。Windows 10上で、IPv6接続の設定を無効にしている場合、もちろんIPv6接続できなくなってしまう。
Windows 10でIPv6接続の設定が有効になっているかどうかは、「コントロールパネル」から確認できる。まず、Windows 10メニューからコントロールパネルを起動する。
コントロールパネルが起動したら、「ネットワークとインターネット」を開く。
次に、「ネットワークと共有センター」を開く。
「アクティブなネットワークの表示」の青字表示されている「インターネット」をクリック。
ウィンドウの下の「プロパティ」をクリック。
「イーサーネットのプロパティ」というウィンドウが開くので、「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」という項目を探す。これがIPv6の設定。このチェックボックスがオンになっていれば、IPv6接続は有効になっている。もし、チェックボックスがオフになっていたら、有効にする。
さらに、「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」をマウスで選択して、青くした状態で「プロパティ」をクリックする。
基本的には、自動的にIPv6アドレスが割り当てられる環境では、以下のように「IPv6アドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」が有効になっていれば、問題なくIPv6アドレス取得できる。
ファイアウォールでIPv6接続が遮断されていないか確認
Windows 10上でファイアウォールによって、IPv6接続が遮断されていても、IPv6接続できなくなってしまう。Windows 10のファイアウォールの設定は、IPv6接続の設定と同様に、コントロールパネルから確認できる。コントロールパネルが起動させたら、「ネットワークとインターネット」を開く。
次に、ウィンドウの左部分の「システムとセキュリティ」をクリック。
ウィンドウ左側の「詳細設定」をクリック。
「プロトコル」のカラムでソートをかけて、IPv6関連のプロトコルが許可されているか確認する。IPv6接続するためには、プロトコルのカラムが、ICMPv6であったり、IPv6となっている設定は許可されている必要がある。
現在IPv6接続できているWindows 10のパソコンで確認してみた結果が、以下の画像。以下の画像のような設定になっていれば、問題なくIPv6接続できる。
NortonやMcAfeeなどのウィルス対策ソフトのファイアウォールでも、IPv6接続が遮断されてしまう可能性がある。もし、ウィルス対策ソフトを自前でインストールしている場合は、それぞれのウィルス対策ソフトのIPv6接続の設定を確認する。
ルーターのIPv6設定の確認
Windows 10でIPv6接続するためには、ルーターの設定もIPv6接続が有効になっている必要がある。ルーターの設定は、使用しているインターネット回線で、光電話を契約しているか契約していないかで異なる。光電話の契約の有り無し、それぞれの場合でルーターの設定についての確認事項をまとめたので、IPv6接続できない場合は以下のページを参考にしてほしい。
光電話の契約ありの場合
2018年9月24日
【光電話あり】IPv6で接続できない、IPv6接続が切れる時の対処法 | 普段使いのArch Linux
光電話の契約なしの場合
2018年9月22日
【光電話なし】IPv6通信するためのルーターの設定と接続方法 | 普段使いのArch Linux
[1]Windows 10でIPv6接続できているか確認する方法 | 普段使いのArch Linux
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