IPv6を有効にした回線でIPv4接続を使う
IPv6を有効にした回線であっても、IPv4接続を使うことができる。IPv6を有効にしている回線でIPv4接続を使いたい場合であっても、IPv6のオプションを無効にする必要はない。IPv6を有効にしている回線でIPv4接続を使いたい場合は、ルーターをIPv4接続の設定にして通信すればよいので、特に難しい設定はない。
この記事では、IPv6を有効にした回線でIPv4接続を使う方法を解説する。
検証に利用した環境
今回、IPv6を有効にした回線でIPv4接続を使う検証をした環境は、以下の通り。ルーターはIPv4ルーターの「バッファロー WSR-1166DHP2」を使用した。IPv6接続を有効にしている回線
- プロバイダー:BIGLOBE
- 契約回線:BIGLOBE光マンションタイプ(フレッツ光ネクスト隼)
- IPv6接続方式:IPoE、v6オプション(MAP-E)
- IPv4ルーター:バッファロー WSR-1166DHP2
なお、使用している回線で、IPv6接続の設定が有効になっているかどうかは、以下のページの方法で確認できる。
2018年9月23日
【BIGLOBE光】IPv6オプションが有効か確認する方法 | 普段使いのArch Linux
ブラウザでルーターにアクセスする
まず、ルーターをインターネット回線に接続する。接続方法は、説明書に書いてある通り、ルーターをLANケーブルでONUやモデム、LANコンセントなどに接続する。さらにルーターとパソコンをLANケーブルやWi-Fiで接続する。また、ルーターのルーティング機能を有効にするため、背面スイッチが「ROUTER」となっていることを確認。
ルーターの接続ができたら、ブラウザでルーターにアクセスしてルーターの設定を行う。
「バッファロー WSR-1166DHP2」のデフォルトのIPアドレスは「192.168.11.1」なので、ブラウザのアドレスばーに「192.168.11.1」と入力してエンター。
ルーターの「ユーザー名」と「パスワード」を入力するウィンドウが開く。ユーザー名とパスワードは、ルーターの説明書に記載されている。
入力できたら、「ログイン」をクリック。
ルーターの設定ページが開く。インターネット接続の設定をするため、ページ右上の「網模様の○」に「赤い×」が書いてあるアイコンをクリックする。
すると、「Internet回線判別中」というメッセージが表示される。
「プロバイダー情報の設定(フレッツ)」と表示されるので、プロバイダー情報を入力していく。今回、光回線を利用しているので、はじめの「プロバイダー情報の設定」は「フレッツ光ネクスト」をクリック。
次に、プロバイダーから届けられた「接続先ユーザー名」と「接続先パスワード」(PPPoE設定情報)を入力する。BIGLOBEをプロバイダーと利用している場合、「接続先ユーザー名」と「接続先パスワード」は「BIGLOEB会員証」に記載されている。
「BIGLOBE会員証」の下部の「インターネット接続の機器設定に必要な情報」の欄の「ユーザー名」と「接続パスワード」を参照する。
BIGLOBE会員証について:BIGLOBE会員サポート
ユーザー名とパスワードが入力できたら、利用地域に応じて、「フレッツ光ネクストサービス情報サイト」を選択。さらに、「ブロードバンド映像サービス/IP電話サービス」は「利用しない」を選択。
選択できたら、下部の「進む」をクリック。
ルーターがインターネット接続されるので、接続が完了したら「接続成功です!」というメッセージが表示される。
「設定完了」ボタンをクリック。
ページ右上の「網模様の○」が青色に変わり、インターネット接続が成功できていることが確認できる。
IPv4接続できていることを確認する
ルーターの設定ができたら、外部サイトを利用して、IPv4接続されているか確認する。確認は、「あなたの IPv6 をテストしましょう。」のページにアクセスすれば確認できる。ページにアクセスして、以下のように「IPv6アドレスが検出されませんでした」と表示されたら、IPv4接続できていると分かる。IPv4接続できていればIPv4のポートフォワード機能などが利用できるようになる。
[1]IPv4とIPv6を同時に使うことはできますか | よくある質問(FAQ) | BIGLOBE会員サポート
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