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2018年9月24日月曜日

【光電話あり】IPv6で接続できない、IPv6接続が切れる時の対処法

IPv6で接続できない、IPv6接続が切れる時の対処法
IPv6接続したい場合、光電話を契約している場合と、光電話を契約していない場合でルーターの設定が異なる。ルーターの設定や接続方法が間違っていると、IPv6接続できなかったり、IPv6接続が切れてしまったりする。

光電話契約ありの場合、プロバイダーによってレンタルされる器械(光電話ルーター、ホームゲートウェイ)の種類が異なるので、さらにややこしいことになっている。

特に、光電話を契約していて、「光電話ルーター+自前で用意したルーター」を組み合わせる場合、自前で用意したルーターには、IPv6対応の設定はしてはいけないので注意が必要。

「IPv6を使いたいのに、ルーターはIPv6の設定をしてはいけない」と聞くと、最初は戸惑うと思う。この記事では、「光電話あり」の場合のルーターの選び方、ルーターの設定方法を紹介する。


「光電話あり」と「光電話なし」の場合での、ルーターの選び方
「光電話あり」と「光電話なし」の場合での、ルーターの選び方をまとめると、以下のようになる。この記事では、①−1〜①−3のパターンについて、詳しく解説する。

① 光電話契約あり
回線業者から送付されてくる器械(「ホームゲートウェイ」、「光電話ルーター」と呼ばれる装置)に、IPv6ルーターの機能が付いている

①−1 自宅でWi-Fiを使いたい場合(光電話ルーターにWi-Fi機能あり)
特に購入すべき器械なし。

①−2 自宅でWi-Fiを使いたい場合(光電話ルーターにWi-Fi機能なし)
「光電話ルーター用Wi-Fiカードをレンタルする」または「自前でWi-Fiルーターを用意する」。

①−3 自宅でWi-Fiを使わない場合
特に購入すべき器械なし。パソコンの接続台数を増やしたい場合は、ハブを購入(1,000円〜2,000円)。
② 光電話契約なし
回線業者から送付されてくる機械(ONU)に、ルーター機能が付いていない
→ IPv6対応ルーターを家電量販店で購入するか、プロバイダーからレンタルする必要あり。
→ この場合の設定方法:【光電話なし】IPv6通信するためのルーターの設定と接続方法 | 普段使いのArch Linux

ホームゲートウェイ、光電話ルーターとは
「ホームゲートウェイ」、「光電話ルーター」とは、光電話を契約した場合に、プロバイダーやNTTから送付されてくる器械。呼び名が違うが、同じ器械のことを指す。

見た目は、以下のような感じ。NTTのロゴマークが入っている。


この器械には、「ONU」、「光電話端末」、「ルーター」、「Wi-Fiルーター」(ONUやWi-Fi機能が別の場合も有り)の機能が詰まっている。光電話を契約すると、自動的にこの光電話ルーターをレンタルすることになる(約500円/月)。したがって、基本的に、自前でルーターなどの接続機器を用意する必要はない。

①−1 自宅でWi-Fiを使いたい場合(光電話ルーターにWi-Fi機能あり)
Wi-Fi機能が付いていて、IPv6に対応している光電話ルーターの型番は、以下の通り。

RS-500シリーズ、RT-A300シリーズ、PR-A300シリーズ、RV-A300シリーズ
※「フレッツ光ネクストギガファミリー、ギガマンション・スマートタイプ 、フレッツ光ライトおよびフレッツ光ネクスト」では「ルーターモード」。「Bフレッツ」のみ「ブリッジモード」。

この場合、特に購入すべき器械はない。IPv6接続を有効にしたい場合は、まずプロバイダーのIPv6接続のオプションに申し込み、回線のIPv6接続モードを有効にする。IPv6接続のオプションは、ほとんどのプロバイダーで無料で有効にできる。

その後、光電話ルーターのファームウェアを最新のものにアップデートした後、光電話ルーターを再起動するとIPv6接続が有効になる。

①−2 自宅でWi-Fiを使いたい場合(光電話ルーターにWi-Fi機能なし)
Wi-Fi機能が付いておらず、IPv6に対応している光電話ルーターの型番は、以下の通り。光回線が、NTT西日本の場合、このタイプが多い。

PR-500シリーズ、RT-500シリーズ、PR-400シリーズ、RV-440シリーズ、RT-400シリーズ、RT-S300シリーズ、PR-S300シリーズ、RV-S340シリーズ、PR-200NE、RV-230シリーズ
※「フレッツ光ネクストギガファミリー/ギガマンション・スマートタイプ、フレッツ光ライトおよびフレッツ光ネクスト」は「ルーターモード」。「Bフレッツ」のみ「ブリッジモード」。

これらの、光電話ルーターを使っている場合は、プロバイダーからWi-Fi接続用のカードをレンタルするのが一番スマートなので、オススメ。


Wi-Fiカードのレンタル料金を支払うのが嫌な場合は、自前でWi-Fiルーターを準備する。この場合は、ルーターの設定に注意が必要。

自前でルーターを用意する場合は、ルーターの「ルーティング機能」を無効にしなければならない。ルーターの「ルーティング機能」を有効にして接続してしまうと、IPv4の通信が有効なまま接続してしまったり、IPv6の2重ルーティングが発生してしまう不具合につながる。

この不具合で、IPv6接続ができなかったり、IPv6接続が切れてしまう状態になっている人も多いと思う。また、この場合ルーターの「ルーティング機能」は使わないため、購入するルーターはIPv6対応でなくてよい。

ルーターの「ルーティング機能」をOFFにするには、ルーターを「アクセスポイントモード」または「ブリッジモード」に変更する。多くのルーターで、背面に小さなスイッチがあり、そのスイッチでモードを切り替えることができる。バッファローのルーター、NECのルーターそれぞれの場合で、切り替え方を紹介する。

バッファローのルーターの場合
背面スイッチを「AP(アクセスポイントモード)」に切り替える。

NECのルーターの場合
背面スイッチを「BR(ブリッジモード)」に切り替える。

ルーターのルーティング機能を無効にできたら、このルーターは「光電話ルーター」にLANケーブルで接続する。接続が完了したら、Wi-Fiのアクセスポイントとして機能する。

Wi-Fi機器の準備が整ったら、プロバイダーのIPv6接続のオプションに申し込み、回線のIPv6接続モードを有効にする。その後、光電話ルーターのファームウェアを最新のものにアップデートした後、光電話ルーターを再起動するとIPv6接続が有効になる。

①−3 自宅でWi-Fiを使わない場合
Wi-Fiを使わない場合は、特に準備するべき機器はない。もし、パソコンの接続台数を増やしたい場合などは、ハブ(「ルーティング機能」が付いていないもの)を購入すればよい。ハブは1,000〜2,000円程度で購入できる。

上記と同様になるが、IPv6接続を使いたい場合は、プロバイダーのIPv6接続のオプションに申し込み、回線のIPv6接続モードを有効にする。その後、光電話ルーターのファームウェアを最新のものにアップデートした後、光電話ルーターを再起動するとIPv6接続が有効になる。


参考:

[1]IPv6オプションにおける機器のつなぎかた:BIGLOBE会員サポート
[2]機器のご紹介|ひかり電話(光IP電話)|フレッツ光公式|NTT東日本|おトクな光IP電話サービスなら「ひかり電話」
[3]対応機器|フレッツ・v6オプション|サービス別サポート情報|サポート|NTT東日本フレッツ公式

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