GNOME 3.30のリリース
2018年9月5日に、GNOME 3.30がリリースされた。前回のGNOME 3.28でのアップデートに比較して、あまり大きな変更点はない。GNOME 3.30になり、デスクトップ環境自体のシステムのリソース使用が削減されたとのこと。最近開発が進んでいる、GNOMEのサンドボックス(アプリケーション用の仮想環境)「Flatpak」もアップデートされている。Ubuntuのサンドボックス「Snaps」も開発が進んでいるため、今後どちらが広く普及するのか気になるところ。
細かい変更点だが、GNOME 3.30になりファイルブラウザ(Nautilus)のアドレスバーのデザインが変わっていたり、「設定」のデバイスメニューにThunderboltが追加されたりしている。
Arch Linuxの公式リポジトリにパッケージが登録されたので、早速インストールして使ってみた。
Nautilusのデザイン変更
GNOME 3.30になり、ファイルブラウザのNautilusのデザインが若干変更されている。また、メニューに表示される項目も変わっている。GNOME 3.28
GNOME 3.30
設定のデバイスのメニューにThunderboltが追加
GNOME 3.28からThunderbolt 3がサポートされるようになった。GNOME 3.30になりそのサポートが強化されると案内されていた。GNOME 3.30になり、「設定」のデバイスのメニューにThunderboltの項目が追加された。GNOME 3.28
GNOME 3.30
その他
その他のアップデートとして、新たにポッドキャストアプリの「Podcasts」が追加されていたり(Arch Linuxではオプション)、GNOMEの仮想マシンアプリケーションの「Boxes」のアップデートが実施されていたりする。詳しいアップデート内容は「GNOME 3.30 Release Notes」のページで紹介されている。
[1]GNOME 3.30 Released – GNOME
[2]第513回 新しいパッケージの仕組み,Flatpakを使用する:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社
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