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2018年7月22日日曜日

pacmanでアップデート後にArch LinuxがEmergency modeで起動するようになった時の対処法(その2)

pacmanでアップデート後にEmergency modeで起動するようになった
先日、pacmanでアップデート後にArch LinuxがEmergency modeで起動するようになってしまったことを記事にした。

2018年7月16日
pacmanでアップデート後にEmergency modeで起動するようになった時の対処法 | 普段使いのArch Linux

上のページでは、pacmanでアップデートしたlvm2 (バージョン2.02.179-1) が悪さをしており、lvm2-2.02.179-1のバージョンからlvm2-2.02.177-5にダウングレードすれば、Arch LinuxがEmergency modeで起動する不具合を応急処置的には解決できることについて、記事にしていた。

先日、不具合があったlvm2-2.02.179-1の次のバージョンのlvm2-2.02.180-1がリリースされ、そのバージョンにlvm2をアップデートすることで、Arch LinuxがEmergency modeで起動してしまう不具合を完全に解決できるようになった。そのことについて、記事にしておく。


lvm2を2.02.180-1へアップデートする
では、早速lvm2を2.02.180-1へアップデートしたいと思う。前回の記事では、/etc/pacman.confの設定を変えてlvm2をアップデート対象から除外するようにしていたので、その設定を解除するところから始める。もちろん、/etc/pacman.confの設定をいじっていな人は必要ないので、いじっていない人はこの操作は不要。
# vim /etc/pacman.conf

...
# Pacman won't upgrade packages listed in IgnorePkg and members of IgnoreGroup
#IgnorePkg   = ←ここに指定していたlvm2を削除。ついでに、パッケージが何もなければコメントアウト#を付与。
#IgnoreGroup =
...

/etc/pacman.confの設定変更ができたら、いつも通りpacman -Syuでパッケージアップデートを実施する。
# pacman -Syu

:: Synchronizing package databases...
 core is up to date
 extra is up to date
 community is up to date
 archlinuxfr is up to date
:: Starting full system upgrade...
resolving dependencies...
looking for conflicting packages...

Packages (1) lvm2-2.02.180-1

Total Download Size:    1.31 MiB
Total Installed Size:   6.48 MiB
Net Upgrade Size:      -0.02 MiB

:: Proceed with installation? [Y/n] 
...
(2/4) Reloading system manager configuration...
(3/4) Reloading device manager configuration...
(4/4) Arming ConditionNeedsUpdate...

lvm2のアップグレードが完了したら、Arch Linuxを再起動してみる。lvm2がlvm2-2.02.180-1にアップグレードされたことで、Emergency modeに入ることなく起動できた。


参考:
[1]FS#59266 : [lvm2] Dependency failed for File System Check with 2.02.179-1
[2]Dependency failed for File System Check / Kernel & Hardware / Arch Linux Forums
[3]File system dependency not found on boot, yet the system seems to work fine : archlinux

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