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2018年5月6日日曜日

メディア作成ツールでWindows 10のUSBメモリのインストーラーを作成する方法

メディア作成ツールでWindows 10のUSBメモリのインストーラーを作成する方法
Windows 10は、メディア作成ツールを使ってインストーラーを作成できるようになっている。作成したインストーラーを使えば、Windows 10を再インストールできる。

最近は光学ドライブが付いていないPCが増えており、USBを使ってWindows 10を再インストールやクリーンインストールしたい人も多いと思う。このようなユーザーに向けて、メディア作成ツールが公開されており、メディア作成ツールを使って自由にWindowsのインストーラーを作れるようになっている。

この記事では、メディア作成ツールを使って、Windows 10をUSBメモリに書き込みインストーラーを作成する方法を紹介する。


Windows 10のUSBメモリインストーラーを作るために必要なもの
メディア作成ツールを使ってUSBメモリのインストーラーを作成するには、これと言って特別なものはないが念の為確認しておく。

  • 8 GB以上のUSBメモリ:Windows 10の書き込み先。Windows 10のファイルサイズは3.8 GBだが、メディア作成ツール上では8 GB以上のサイズが必要とのこと。
  • できるだけ速いインターネット回線:Windows 10のファイルサイズが3.8 GBあるので、数Mbps以上の速度はほしい。ダウンロード速度が数Mbpsで、Windows 10のダウンロードに1時間前後かかった。
  • Windows 10のPC:メディア作成ツールを実行するWindows 10のPCが必要。ただし、Windowsを再インストールしたいPCのシステムが壊れて起動できなかったりする場合は、似た環境のWindows 10のPC上でメディア作成ツールを実行し、インストーラーを作成する。
  • 再インストールしたいWindowsの情報:インストーラーを作る時に、再インストールするWindowsのビット数が32ビットか64ビットか問われる。再インストールしたいPC上であれば、自動でビット数を読み取ってくれるので、調べる必要はない。

USBメモリ上のデータは消去されてしまうため、予めデータは別の保管場所に移しておく。

メディア作成ツールでWindows 10のUSBメモリインストーラーを作成する
実際に、メディア作成ツールを使ってWindows 10のUSBメモリのインストーラーを作ってみる。

基本的には、インストーラーの作成はWindowsを再インストールしたいPC上で行う。しかし、Windowsを再インストールしたいPCのシステムが壊れて起動できなかったりする場合は、似た環境のWindows 10のPC上で作成を行う。

まず、「Microsoftのメディア作成ツールのページ」にアクセスする。「メディア作成ツール」の検索キーワードでウェブ検索すると、トップに出てくる。


メディア作成ツールのページ上の、「ツールを今すぐダウンロード」をクリックするとメディア作成ツールのアプリケーションのダウンロードが開始される。


メディア作成ツールは「MediaCreationTool1803.exe」のようなファイル名でダウンロードされる。

インストーラーにしたいUSBメモリを予めPCに接続しておく。USBメモリが接続できたら、保存先のフォルダを開いて、「MediaCreationTool1803.exe」をダブルクリックで実行する。


ウィンドウが立ち上がり、メディア作成ツールが起動する。


「適用される通知とライセンス条項」に目を通し、「同意する」をクリック。


「実行する操作を選んでください」というウィンドウに移る。USBメモリにインストーラーを作成するので、「別のPCのインストールメディアを作成する(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル)」を選択し、「次へ」をクリック。


メディア作成ツールを実行している環境を自動で読み取り使用している「言語」、Windowsの「エディション」、ビット数の「アーキテクチャ」が入力される。再インストールしたい環境と異なる場合は、「このPCにおすっすめのオプションを使う」のチェックボックスを外す。ただし、エディションは「Windows 10」以外選択できない。


「USBフラッシュドライブ」を選択し、「次へ」をクリック。


インストーラーを作成したいUSBメモリを選択する。ここでは「D: (TRANSCEND)」を選択し、「次へ」をクリック。


すると、Windows 10のダウンロードが開始される。Windows 10のファイルサイズは3.8 GBあるので、1時間前後かかった。


ダウンロードが終わると、インストーラーの作成が開始される。


インストーラーの作成が終わると「USBフラッシュドライブの準備ができました」というメッセージが表示されるので、「完了」をクリック。これで、インストーラーの作成は完了。


USBメモリのインストーラーの作成に失敗した時は?
自分の環境で、最初にWindows 10のUSBメモリインストーラーを作成した時は、エラー(エラーコード:0x80004005 - 0xA001A)が出てインストーラーの作成に失敗してしまった。

試行錯誤した結果、インストーラーの作成に失敗した時の対処法が分かった。その対処法は、以下の記事にまとめてあるので、インストーラーの作成に失敗した場合は、以下の方法でUSBメモリのインストーラーの作成にトライしてみてほしい。

2018年5月12日
メディア作成ツールでエラー(0x80004005 - 0xA001A)が出て、USBインストーラーが作成できない時の対処法 | 普段使いのArch Linux


参考:
[1]Windows 10 のダウンロード

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