Wayland上のVLC 3.0で動画を再生するとフリーズする
VLC 3.0にアップデートしてから、VLCの設定をいじっていたら動画再生時にシステムがフリーズするようになってしまった。VLCだけのフリーズであればまだましだが、マウスもキーボードも何も効かなくなり、PCの主電源を強制的に切るしかなくなってかなりに困った。
この記事では、Wayland上でVLCをフリーズさせないように動画を再生するための、注意点と設定方法を紹介する。
利用環境
今回の検証で使用した環境は、以下の通り。再生する動画の種類に関係なく、フリーズする現象は発生した。- OS:Arch Linux x84_64
- デスクトップ環境:GNOME 3.26
- ディスプレイサーバー:Wayland 1.14.0-1
- VLC:バージョン3.0.1 Vetinari
- グラフィックス:Intel HD Graphics 4000 (Core i7-3770S)
Wayland上でVLCを使う時の注意点
Wayland上でVLCを使うに時は、まずVLCの「ビデオ」の設定を確認する。ビデオの設定を確認するには、まずVLCを立ち上げて、「ツール」から「設定」を選択。
設定のウィンドウが開いたら、「ビデオ」のタブをクリック。
「ビデオ」の設定が開いたら、ディスプレイの「出力」の設定と、「デインターレース」の設定が「自動」になっていることを確認する。
特に、「出力」の設定に注意する必要がある。以下の画像のように、「出力」の選択肢は何個も存在するが、選択肢の中にある「自動」、「OpenGLビデオ出力」、「XVideo出力(XCB)」の3つのオプション以外を選んだ状態でVLCで動画を再生すると、システムがフリーズしてしまう。
また、ディスプレイサーバーでWaylandを使用していても、「Wayland共有ビデオメモリ出力」を選んでもフリーズして、強制的に再起動しなければいけなくなるので注意。
「デインターレース」を「自動」(または、「オフ」)にしている理由は、動画再生中にちらつきを発生させないため。
参考:
[1]Wayland上でVLCがフリーズする | 普段使いのArch Linux
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