OpenVPN 2.4.0での変更点
OpenVPNが2.4.0にアップデートされたことで、設定ファイルの保管場所とデーモン(systemdのユニット)の名前が変更になったとのアナウンスがあった。OpenVPNの機能面では、以下のような変更があった。(「OpenVPN 2.4.0 リリース | OpenVPN.JP」より)- パケットのフォーマットの変更
- パケットデータに接続先ID(peer-id)のデータが含まれるようになった。
- データチャネルの暗号化処理の改善
- クライアント/サーバー間のCipherがネゴシエートされるようになった。
- 認証トークン機能の実装
- 再接続時に初回のユーザーパスワードではなく、認証トークンで認証処理を行う機能が追加された。
設定ファイルの保管場所
設定ファイルの保管先は、以下の通り変更されている。
- 変更前
- /etc/openvpn/
- 変更後
- /etc/openvpn/server/ または /etc/openvpn/client/
プラグインのパスも変更された。
"The plugin lookup path changed, remove extra plugins/ from relative paths."
とのことなので、プラグインが保管されているパス(相対パス)から、「plugins/」を削除する必要がある。
デーモンの名前の変更
デーモン(systemdのユニット)の名前も変更になった。
- 変更前
- openvpn@.service
- 変更後
- openvpn-client@.service と openvpn-server@.service
今回のアップデートは、networkmanager, connman or qopenvpnに対しては、影響はないとのこと。
参考:
[1]Arch Linux - News: OpenVPN 2.4.0 update requires administrative interaction
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