2016年11月3日木曜日

Windowsのバージョン別 UEFIブート対応状況のまとめ

どのバージョンのWindowsがUEFIブートに対応しているのか?
UEFIでWindowsをブートすると、パソコンの起動が高速になったり、2.2Tbytes以上のディスクからの起動が可能になったりするメリットがある。しかし、すべてのバージョンのWindowsがUEFIに対応しているわけではない。

UEFIブートに対応しているWindowsは、以下の通りである。ただし、いずれのバージョンも、BIOSモード(レガシーモード)でのインストールも可能となっている。

UEFIブート対応バージョンUEFIブート対応ビット数UEFIブートに必要な、その他の条件など
Windows Vista64ビットService Pack 1 (SP1)以降が必要。
Windows 764ビット
Windows Server 200864ビット32ビット版もあるが、UEFIモードは不可。
Windows Server 2008 R264ビット32ビット版は、そもそもない。
Windows 8/8.164ビット/ (32ビット)Windows 8/8.1以降、32ビット版でもUEFIブートが可能になっており、一部機メーカー製PCなどで、32ビット版でUEFIブート可能なPCがある。ただし、このような特殊なPCの場合、インストールDVDなどから、通常の32ビット版Windowsのインストールは不可。
Windows 1064ビット/ (32ビット)一部機メーカー製PCなどで、32ビット版でUEFIブート可能なPCがある。ただし、このような特殊なPCの場合、インストールDVDなどから、通常の32ビット版Windowsのインストールは不可。
Windows Server 2012/2012 R264ビット32ビット版は、そもそもない。

UEFIブートするためには、いくつか条件がある
WindowsのバージョンがUEFIブートに対応していたとしても、必ずUEFIブートできるわけではない。WindowsをUEFIブートするためには、以下のような条件をクリアしていないといけない。
  • マザーボード: UEFI(UEFI BIOS)の搭載
  • UEFI BIOSの設定: UEFIブートの有効に設定
  • OSのバージョン: Windows Vista SP1以降、かつ通常64 ビット版が必要
  • インストール先のHDD(SSD): GPT(GUIDパーティションテーブル)でのパーティショニング

さらに、UEFIブートするには、OSインストールする時に、いくつか設定が必要な項目がある。例えば、UEFI BIOSの設定や、UEFIモードでのインストーラーの起動が必要となる。

これらの条件をクリアして、UEFIモードでのインストールに成功すると、以下のように「BIOSモード」に「UEFI」と表示されるようになる。


UEFIモードでWindows 10をインストールする方法は、「Windows 10をUEFIモードでインストール | UEFI BIOSの設定とクリーンインストールの方法 | 普段使いのArch Linux」のページにまとめてあるので、参照して下さい。


参考:
[1]UEFI ファームウェア - Microsoft MSDN
[2]Windowsの64bitと32bitで何が違うの?どっちを買えば良いの?
[3]Windows 8.1クロスロード:第9回 UEFIサポートとセキュアブート (1/2) - @IT
[4]Windows 10 The Latest:Windows 10 Technical Previewのインストール方法と注意点 - @IT

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