GNOME 3.22のアップデート後、VLCがクラッシュする
GNOME 3.22にアップデートしてから、VLCがクラッシュするようになった。原因はGNOME 3.22になってからWayland (XWayland) が、デフォルトのディスプレイサーバーとして使われるようになったためである(Fedora 24のGNOME 3.20では、Waylandをデフォルトのウィンドウサーバーとして採用することは、見送られている)。VLCのクラッシュが起きる環境は、以下の通り。
- Arch Linux x86_64
- GNOME 3.22
- wayland 1.12.0-1
- xorg-server-xwayland 1.18.4-1
- VLC 2.2.4
症状
症状は、VLCをフルスクリーンにしてから、スクリーン下部のシークバー上にマウスを移動させると、マウスがシークバー上にきた瞬間VLCがクラッシュする。対処法
ディスプレイサーバーをWaylandではなく、Xorgに戻すことでクラッシュは防ぐことができる。ディスプレイサーバーの変更方法は、以下の通り。PCを起動して、GNOMEのログイン画面が表示されたら、ログインユーザを選んでから、「歯車マーク」をクリック。すると、ディスプレイサーバーの種類を選ぶことができるので、「GNOME on Xorg」を選択(ちなみに、「GNOME」はWaylandを使用するバージョン)。
バグの状況
このバグはすでに、Arch LinuxのBugtracker等にあげられている(参考URLを参照)。GNOME 3.22のWaylandはまだバグとかが多いので、しばらくXorgを使うことにする。参考:
[1]FS#48784 : [gnome-wayland] crashes when playing video with vlc
[2]FS#50811 : Missing
[3]#16750 (misplaced time tooltips over seek bar (crash gnome-shell on wayland)) – VLC
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