海外でスマホを使う
海外でスマホを使い世界データ定額を使う機会があったので、スマホの設定の仕方と、サービスの使い方をまとめておく。使っているスマホはiPhone 5s。渡航先はアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス。海外対応のWiFiルータをレンタルすのがめんどくさい、滞在中の週末の期間だけ海外でデータ通信を使いたいというときに、非常に便利なサービス。国・地域によって対応に違いがある。対応の状況は、「海外でのデータ通信ご利用方法と適用データ通信料金について | au」のページで確認できる。
渡航前に設定をしておくべきこと
海外へ行く前に、色々と設定することがあるので、事前にauショップへ行ってオプションの加入等を済ませておくとよい。データチャージオプションへの加入(無料)
データチャージとは「月間のデータ容量を月の途中で使いきってしまっても、追加でチャージ(購入)することで通信速度制限なくデータ通信を利用できるサービス」のこと。 詳しくは「データチャージへのご加入方法」を参照。世界データ定額を使うには、データ容量の追加購入をするしないにかかわらず、データチャージオプションへの加入が必須。データチャージオプションに加入していないと、海外でのデータ通信の料金は3倍の2,980円/日になってしまうので注意!
アプリのインストール(無料)
世界データ定額を使うために、アプリをインストールしておくと便利。アプリは、次の2種類。- 世界データ定額
- GLOBAL PASSPORT
GLOBAL PASSPORTは自分のパスポート情報の管理ができたり、渡航先での音声通話料金や入国カードの書き方を知ることができたりするアプリ。必須ではないし活躍する場面も多くない。
ローミングエリア情報(PRL)の更新(通話料無料)
使っているデバイスの違いにより、方法が異なるので注意。auのページから引用を載せておく。最新の情報にするために、渡航当日やできるだけ渡航日に近い日に更新した方が良い。iPhone(iPhone 4S除く)、4G LTEスマートフォン、4G LTEケータイ
日本国内から「*5050」あてに電話発信し「au ICカードのデータ更新が完了しました」の表示確認後、電源オフにし、再起動するとPRLが更新されます。「*5050」あての通話料は無料です。
iPad
「auお客さまサポート」にログインし、「ご契約内容確認や変更」から「PRL更新」を選択し、PRLの更新を行ってください。 「au ICカードのデータ更新が完了しました。」の表示確認後、電源を1度オフにし再起動するとPRLが更新されます。
4G LTEタブレット
設定 → 無線ネットワークより その他 → ローミング設定 → PRL設定 より更新できます。
3Gスマートフォン・3Gケータイ
スマートフォンは「MENU」ボタン → 設定 → 無線ネットワーク →モバイルネットワーク → ローミング設定 → PRL設定より更新できます。ケータイはセンターキー → ツール → グローバル接続 → PRL設定より更新できます。
iPhone 4S
iPhone 4SのPRLはキャリアアップデートを行うと最新になります。
au STAR会員への登録(無料)
au STAR会員に登録するだけで、世界データ定額の利用料金が980円/月だけ割引される。2016年9月現在このサービスが存在するが、キャンペーンが終わることも考えられるので、事前に要確認。au SATR会員への登録は無料、auユーザーであれば登録できる。デメリットは特になく、auSTAR 会員向けお知らせを受ける程度なので、登録したほうが得。
渡航後に設定すべきこと
海外の渡航先に着いた後に、世界データ定額を利用するために行うべき、携帯電話の設定、世界データ定額の利用開始方法をまとめておく。スマートフォンの設定
海外に着いたら、データ通信を利用しない時は、機内モードのまま持ち歩く。WiFiが使えるところでは、WiFiをONにしてWiFiで通信すればよい。世界データ定額を利用開始する際は、まず機内モードをOFFにする。
すると、渡航先のキャリアに接続される(ここでは、T-Mobile)。はじめは、圏外の表示になるが、電波の悪いところでなければ、自動でキャリアに接続される。
モバイルデータ通信の設定がされていないと、圏外のままになってしまうので、圏外のままの場合は、以下の設定を行う。「設定」のアプリを立ち上げ、「モバイルデータ通信」をタップ。
モバイルデータ通信をONになっているのを確認。さらに、「モバイル通信のオプション」をタップ。
「4Gをオンにする」が有効になっているか確認。さらに、「ローミング」をタップ。
「音声通話ローミング」、「データローミング」が有効になっているか確認。「グローバルCDMA」は無効になっているか、確認。
「グローバルCDMA」については、通信のパフォーマンスが悪い場合はオフとの注意書きがあるが、自分の場合は、オンになっているとそもそも海外データ通信が利用できなかったので、常にオフにしておいた。
設定がうまく行くと、キャリアに接続され、電波の状況のインジケータに接続しているキャリアの名前が表示される。
世界データ定額の利用開始(世界データ定額アプリより)
世界データ定額アプリを利用する場合、まず、世界データ定額アプリを立ち上げる。アプリが起動したら、地図上で渡航先をタップする。アメリカの場合は、「北米」をまずタップ。
次に、アメリカをタップ。
世界データ定額に対応していることが確認できる。画面右下の、「海外でつかう」をタップする。
「読込中」の表示となる。
読み込みがうまく行くと、以下のような画面に切り替わるので、「利用開始」をタップする。
さらに確認画面が表示されるので、「利用開始」をタップする。
以下のようなページが表示されれば、成功。「OK」をタップすると、
残り時間の表示画面になる。これで、設定は終了。電波の悪いところでは、繋がりにくかったり回線速度が遅い地域もあったが、基本的には回線のスピード等日本と同様のデータ通信ができた。海外で観光する際、Google Map等がWiFiがない場所でも使えるため非常に助かった。
データ通信の容量は、日本で契約しているauのデータ通信プランの容量が上限となる。したがって、海外でのデータ通信の容量が多くなる場合は、データ通信の容量を追加する必要がある。
まだ、サービスが安定していないのか、世界データ定額アプリから利用開始しようとすると、エラーが出て開始できないことがある。「利用状況を表示できません。しばらくしてからもう一度お試しください。(−2)」のようなエラーや、
「海外でご利用いただけるページです。…海外で再度アクセスを行って下さい。」というエラーが出でしまうときもある。
その場合、SMSに記載の世界データ定額のページURLにアクセスすることで、世界データ定額のサービスを利用することができた。SMSのURLからアクセスする方法は、以下にまとめたので世界データ定額アプリから利用開始できなかった場合は、試して下さい。
世界データ定額の利用開始(SMSのURLより)
世界データ定額アプリから利用開始できなかった場合、SMSから利用開始してみると、世界データ定額を利用できることがある。SMSからの世界データ定額の利用方法をまとめておく。海外の現地キャリアに接続できると、しばらくしてauから以下のようなSMSが届く(受信無料)。「世界データ定額ご利用は以下から。http://hddi-l.jp/UrN」のURLをタップしてアクセスする。
接続がうまく行くと、以下のページが表示される。「利用開始」をタップする。
確認画面が表示されるので、「利用開始」をタップする。
「処理中」の画面になる。
利用開始の確認画面が表示されるので、「OK」をタップする。
このURLのページでも、世界データ定額の残り時間が確認できる。これで、設定は終了。データ通信が24時間、利用できるようになる。
参考:
[1]世界データ定額 | 海外で使う(au世界サービス) | au
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