Windowsのバージョンについて
仮想マシンのゲストOSとして、Windows 10等の新しいバージョンを使用する場合は、「Linux上でiTunesを使う(Windows 10使用) | 普段使いのArch Linux」のページを、参照してください。Linux上でiTunesを使う
Linuxをメインで使っていると、iTunesが使えないためiPhoneの管理で困る。iTunesを使えないと、iPhoneのバックアップや音楽の転送ができない。WineなどのソフトウェアのエミュレーターでiTunesを使うことは、現状まだ難しい。また、RhythmboxなどのOSS音楽プレイヤーに、iPhoneの管理機能がついたりしているが十分ではない。したがって、WindowsやMac環境を用意しなければいけなくなる。WindowsやMac環境を用意するには、次の3つの方法がある。
- WindowsまたはMac OSをインストールした、2台目のPCを用意する
- 1つのPCで、WindowsまたはMac OSをLinuxとデュアルブートできるようにする
- Linux上に仮想マシンを作成し、WindowsまたはMac OSを仮想マシンにインストールする
仮想マシンにWindowsをインストール
まず、QEMU/KVM 仮想マシンにWindowsをインストールする。インストール方法は、「Linuxマシン上でWindowsを使う」のページにまとめてある。Sambaによるフォルダ共有は、必要なければ省いてよい。VirtualBoxはUSB接続が途中で切れてしまう不具合があるので、QEMU/KVM, libvirtをインストールする。(Windows XP以外のOSでは、試してみていないので、VirtualBox上のWindows XP以外のOSであれば、うまくUSB接続が機能するかもしれない。)
手持ちのWindowsは、Windows XPしかなかったので、Windows XPを使った。他のWindowsやMac OSを持っていれば、そのOSを仮想マシン上にインストールすればよい。
また、最近のハードウェアは性能が優れているため、仮想マシンを動かしてもストレスを感じることはあまりないと思う。仮想マシン上でiTunesを使っても、問題なかった。
WindowsにiTunesをインストール
QEMU/KVM上にWindows仮想マシンを作ってしまえば、あとは、iTunesをインストールするだけ。以下の画像では、VirtualBox上のWindows XPを使っているが、QEMU/KVM上の仮想マシンを使ってiTunesをインストールする。今回は、Windows XPを使っており、最新のiTunesは使えないので、iTunes for Windows 12.1.3 (32 ビット) をインストールする方法をまとめておく。最新のOSを使っていれば、最新のiTunesをインストールすればよい。
Windows XPにiTunes 12.1.3をインストール
まず、iTunes 12.1.3のインストーラーをダウンロードする。Internet Explorerのアドレスバーに「https://support.apple.com/kb/DL1614」と入力してエンター。iTunesのダウンロードサイトが開くので、「Download」をクリック。
サイトのセキュリティ証明書についての警告が出てくるが、「このサイトの閲覧を続行する(推奨されません)。」をクリック。
ダウンロードのウィンドウが開くので、「保存」をクリック。
インストーラーの保存先を聞かれるので、デスクトップに保存する。
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして、実行する。
「次へ」をクリック。
「iTunesおよびその他のAppleソフトウェアを自動更新」のチェックを外して、「インストール」をクリック。
インストールが実行される。
インストールが終了したら、「完了」をクリック。
iTunesが起動するので、「同意する」をクリック。
QuickTimeがインストールされていないと警告が出てくるが、とりあえず「OK」。
「同意します」をクリック。
これで、iTunesの起動は完了。「iTunes Store に移動」をクリックしてみる。
iTunes上にiTunes Storeが表示される。
iTunesが起動できれば、仮想マシン上でiPhoneの管理も行える。詳細については、別の記事にまとめようと思う。
参考:
[1]Linuxマシン上でWindowsを使う | 普段使いのArch Linux
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