以前の記事に書いたが、ibus-mozc環境でキーボードを日本語レイアウトで使うには、Mozcの設定ファイルを修正する必要がある。
ibus-mozcインストール直後に設定したMozc設定ファイルが、アップデートによって元に戻ってしまうので、再度設定しなければならない。Mozcのアップデート直後、キーボードレイアウトが勝手に変わって戸惑ったので、次回のアップデートですぐに思い出せるように、記事にしておく。
# 2015年末で、IBusモードはMozcの最新コードから削除されると、アナウンスされている。個人的には、ibus-mozcはデフォルトでGNOMEにアプレット表示され、気に入っていたため残念。2015年末でArch LinuxのAURからも、ibus-mozcは削除されてしまうのだろうか。
キーボードレイアウトがMozcによって上書きされてしまう原因は、以下のファイル。
$less /usr/share/ibus/component/mozc.xml <component> <version>0.0.0.0</version> <name>com.google.IBus.Mozc</name> <license>New BSD</license> <exec>/usr/lib/ibus-mozc/ibus-engine-mozc --ibus</exec> <textdomain>ibus-mozc</textdomain> <author>Google Inc.</author> <homepage>http://code.google.com/p/mozc/</homepage> <description>Mozc Component</description> <engines> <engine> <symbol>&#x3042;</symbol> <rank>80</rank> <description>Mozc (Japanese Input Method)</description> <language>ja</language> <icon>/usr/share/ibus-mozc/product_icon.png</icon> <setup>/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialog</setup> <layout>default</layout> <name>mozc-jp</name> <longname>Mozc</longname> </engine> </engines> </component>
このファイルの<layout>タグがdefaultになっていることにより、キーボードレイアウトがusに上書きされてしまう。defaultが参照している先の設定をjpにできればと思ったが、よくわからなかったので、直接このファイルを修正した。
# vim /usr/share/ibus/component/mozc.xml ... <layout>jp</layout> ←defaultからjpに直す。 ...
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