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2015年1月12日月曜日

Arch Linux起動時にスプラッシュ画面でエラー | Failed to start Load/Save Screen Backlight Brightness of backlight:acpi_video0

Arch Linuxを起動させると、スプラッシュ画面でFailed to start Load/Save Screen Backlight Brightness of backlight:acpi_video0のような内容のエラーが出ていた。赤く[FAILED]と出ていたので、調べてみることに。アップデートで、また何か設定が変わったのか?

とりあえず、dmesgで確認したが、Backlightに関連するようなエラーはない。なので、systemdのログを調べてみることに。
$ jornalctl

...
systemd-backlight[342]: Failed to get backlight or LED device 'backlight:acpi_video0': No such file or directory
systemd[1]: systemd-backlight@backlight:acpi_video0.service: main process exited, code=exited, status=1/FAILURE
systemd[1]: Failed to start Load/Save Screen Backlight Brightness of backlight:acpi_video0.
systemd[1]: Unit systemd-backlight@backlight:acpi_video0.service entered failed state.
systemd[1]: systemd-backlight@backlight:acpi_video0.service failed.
...


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2015年1月11日日曜日

HDDを新たに追加 | GPTパーティショニング, XFSフォーマット, 4KiBセクタ, Advanced Format Technology

Extフォーマットのエントリは書いていたが、最近メジャーなディストリビューションでXFSフォーマットが流行っているので、試してみた。いずれは、ブートドライブもXFSフォーマットに移行したい。ただ、Arch WikiのXFSのページが短く情報量が少ないのが、若干心配。

あと、今までHDDのセクターサイズとか意識せずにパーティショニングとかしていたので、セクターサイズに合ったパーティショニングができているかきちんと確認する意味も込めてやってみた。

HDDのつなぎ変え
あらかじめ使っていたHDDを外して、新しいHDDにつなぎ替えるときは、fstabで外すHDDの設定をコメントアウトしておく。
# vim /etc/fstab

...
# UUID=xxxx... ←#をつけて、コメントアウトしておく。
...

もしコメントアウトし忘れると、OSがGUIモードで立ち上がらない。この時は、rootでログインして、fstabを編集、rebootでOSを立ち上げることになる。ことになるというか、忘れていたので、CUIでfstabを編集することになった。

OSをシャットダウンして、新たに追加したいHDDを繋いで、PCを起動する。新しく繋いだHDDのデバイスファイル名を確認する。デバイスファイルに存在していて、mountで表示されないのが新しく繋いだHDDのデバイスファイル名ということになる。以下の例では、sdeが新しいHDD。
$ ls -l /dev/ | grep sd

...
brw-rw----  1 root disk        8,  48 12月 22 22:06 sdd
brw-rw----  1 root disk        8,  49 12月 22 22:06 sdd1
brw-rw----  1 root disk        8,  64 12月 22 22:06 sde
...

マウントされているデバイスを確認。
$ mount | grep sd

...
/dev/sdd1 on /home/username/Disk/3TB-5 type xfs (rw,relatime,attr2,inode64,noquota)
/dev/sdb1 on /home/username/Disk/3TB-1 type xfs (rw,relatime,attr2,inode64,noquota)
...

以下で、フォーマットすることになるので、フォーマットすべきHDDのデバイスファイル名を間違えないこと。


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Crucial m4 CT256M4SSD2のファームウェアアップデート

かなり昔の話だけど、Crucial m4 CT256M4SSD2のファームウェアバージョンが0009以下の場合、使用時間が5184時間を超えるとSSDが認識されなくなるらしい。Windows向けのアップデートツールもあるが、Windows向けツールを使わないでアップデートする方法をまとめておく。

Crucialのウェブから、ファームウェアをダウンロードする。Live CD的なバージョン「Manual Boot File for Windows and Mac®」が公開されているので、これをダウンロードする。



BraseroでCDにイメージとして書き込む。




PCをシャットダウンして、ファームウェアを書き込んだCDをブートドライブとして選んで、ファームウェアアップデートツールを起動させる。起動させると以下のようなプロンプトが出てくる。


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Arch LinuxでSSDを使う | Linux, SSD, fstrim, gdisk

Arch LinuxでSSDを使う上で注意すべきことをまとめておく。SSDを使う上で、ブロックサイズやTRIMなどに注意する必要がある。

SSDのパーティショニングとフォーマット
ページサイズ・ブロックサイズの確認
HDDと同じように、ページサイズに合わせてパーティショニングする必要がある。メーカーの製品情報からページサイズを調べてから、パーティショニングする。ところが、現在使っているCrucial m4 CT256M4SSD2のページサイズを調べてみたが、どこにも情報がなかった。また、最近のパーティショニングツールは、最適なセクターサイズでパーティショニングしてくれるらしいので、特にセクターサイズ等をいじらずパーティショニングすることにした。

/sys/block/sdX/queue/physical_block_sizeから調べる方法もあるが、この値は当てにならないという情報も。参考程度に、メモしておく。

物理ブロックサイズを調べる。(Crucial m4 CT256M4SSD2の場合)
$ cat /sys/block/sdX/queue/physical_block_size

512

論理ブロックサイズを調べる。
$ cat /sys/block/sde/queue/logical_block_size 

512


SSDのパーティショニング
例えば、fdiskやgdiskを使えばページサイズにあったパーティショニングを行ってくれるらしい。cdiskは使わないこと。GPTでパーティショニングしたほうが良いので、gdiskを使うのがベストだと思う。gdiskを使ったパーティショニングは以下のとおり。


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2015年1月10日土曜日

続・GNOME 3.14でキーボードレイアウトがjpにならない

GNOME 3.14でキーボードレイアウトがjpにならないのエントリの続編。結局、/usr/share/ibus/component/mozc.xmlをいじれば良いことが判明。

エディタでmozc.xmlの<layout>default<⁄layout>の行を<layout>jp<⁄layout>に変更すればよい。
# vim /usr/share/ibus/component/mozc.xml

...
  <description>Mozc (Japanese Input Method)</description>
  <language>ja</language>
  <icon>/usr/share/ibus-mozc/product_icon.png</icon>
  <setup>/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialog</setup>
  <layout>jp</layout> ←この行を修正。
  <name>mozc-jp</name>
  <longname>Mozc</longname>
</engine>
</engines>
</component>

以前のエントリで変更した設定は元に戻す。GNOME settingsを立ち上げて、「地域と言語」に移動。



「入力ソース」のリストから、「日本語」を削除する。




参考:

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packerの使い方 | Arch Linux, packer, AUR, パッケージ管理

packerを使って、AUR(Arch User Repository)パッケージを管理する方法。基本的にはpacman, yaourtと同じオプションを使っているので、ほとんど使い方には困らないと思う。packerと比較してみると、yaourtよりパッケージの検索が早い気がする。

packerのインストール
まず、/etc/pacman.confファイルの、最後の方に以下の3行を追加する。
# vim /etc/pacman.conf

...
[archlinuxfr]
SigLevel = Never
Server = http://repo.archlinux.fr/$arch

追加したら、以下のコマンドを実行して、pacmanのデータベースを更新する。
# pacman -Syy

データベースの更新ができたら、packerをインストールする。多少手間だが、以下の手順でインストールできる。まず、packerのビルドに必要なパッケージをインストールする。
# pacman -S wget git expac jshon

packerのパッケージをビルドするディレクトリを作成し移動する。
$ mkdir ~/packer
$ cd ~/packer

ソースをAURからダウンロードして、ファイル名を変更する。
# wget https://aur.archlinux.org/cgit/aur.git/plain/PKGBUILD?h=packer
$ mv PKGBUILD\?h\=packer PKGBUILD

ソースをビルドする。
$ makepkg

pacmanからインストールする。
# pacman -U packer-20150808-1-any.pkg.tar.xz

インストールに使ったファイルは不要なので、削除する。
$ cd ../
# rm -dR packer

packerでよく使うオプション
packerとyaourtのオプションで違うのが、パッケージ更新のオプション。yaourtでパッケージを更新するときは-Syuaだけど、packerの場合は-Syuでよい。packerはpacmanと同じ-Syuオプションでパッケージを更新できる。

yaourtと同じように、packerも一般ユーザでコマンドを実行する。管理者権限が必要な場合は、コマンド実行中にパスワードを聞かれる。また、パッケージの削除(-R)、インストールしたパッケージへのクエリ(-Q)はpackerからできないので、pacmanで行う。以下、packerでよく使うオプションを一応あげておく。


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