2018年12月30日 更新
エラーが出た場合の対処法などを加筆したりして、新たに記事を書き直しました。最新の方法は下の記事に書いてあります。2018年12月30日
LibreOfficeを使ってLinuxで年賀状作成 | 普段使いのArch Linux
Arch Linuxで年賀状作成
※本記事の方法だと、エラーが出る場合があります。以下の記事は残しておきますが、参考にするのは推奨しません。Arch Linuxで年賀状を作成する。とりあえず、Linuxで動くアプリを探してみた。Adobe Airで動くアプリではがきデザインキット、PrintMagicがあると分かったので試してみたが、両方とも使えなかった。はがきデザインキットは、起動しても以下のようなI/Oエラーが出て、灰色のウィンドウが開くだけ。Adobe Air 2.5だとエラーが出ないとか、lib32-libgnome-keyringが必要だとか情報はあったが、結局よく分からず。
$ DESKTOP_SESSION="gnome" /opt/adobe-air-sdk/bin/adl -nodebug /opt/airapps/design_kit/META-INF/AIR/application.xml /opt/airapps/design_kit/ Gtk-Message: Failed to load module "atk-bridge" Gtk-Message: Failed to load module "canberra-gtk-module" I/O warning : failed to load external entity "/etc/opt/Adobe/certificates/AIR/crypt//config.xml" Unable to parse Document: /etc/opt/Adobe/certificates/AIR/crypt//config.xml. libgnome-keyring.so: cannot open shared object file: No such file or directory libgnome-keyring.so: cannot open shared object file: No such file or directory libgnome-keyring.so: cannot open shared object file: No such file or directory Error: EncryptedLocalStore database access error
一方、PrintMagicは起動はするものの、アップデートは2011年からされていないし、印刷の文字が汚すぎて使いものにならない。
結局、LibreOfficeを使って、年賀状を作ることに。環境は、GNOME 3.14.2、プリンタはCanon MG5130。
LibreOfficeのインストール
自分がインストールした時は、libreoffice-commonというパッケージだったが、今は、libreoffice-still-gnomeとかになっている。# pacman -S libreoffice-still-gnome libreoffice-ja
宛名面の作成(はがき宛名書き.odt)
テンプレートが公開されているので、このページから"はがき宛名書き.zip"をダウンロードする。このページなど参考になるサイトを探して、初期設定する。初期のテンプレートに加えて、自分の宛名を書き込んだりする。フォントは、kouzanフォントインストールせずに、IPAex明朝を使った。宛名面の作成(Address.ods)
住所録はAddress.odsで管理する。R列の住所A1に県名と市町村名を含めたいので、関数を"=JIS(F2)&JIS(G2)&JIS(H2)"(2行目の場合)に変更。"ー(長音)"だと縦書きにならないので、番地には"−(ハイフン)"を使うこと。宛名面の印刷
はがき宛名書き.odtから、「ファイル」→「印刷」→差込印刷を「はい」→「OK」で次の画面が表示される。LibreOffice Writerのタブで、「ページの背景」のチェックボックスは、印刷の確認の時はオン、はがきへ印刷するときはオフにする。
全般のタブで、「プロパティ」→用紙のタブで、用紙サイズを「Hagaki 100.0x148.0mm」に設定。デバイスのタブで、「MediaType」を「Ink Jet Hagaki」に設定。インクジェットはがきの設定をしないと、文字が汚く印刷されてしまう。
この設定までしたら、「OK」で印刷を実行。宛名面はこれで完成。
文面の作成
LibreOfiice Writerから新規にファイルを作成し、「書式」→「ページ」に移動。「ページ」のタブで「サイズ名」を「ハガキ」に設定。余白を全て「0.00 cm」に設定。年賀状の素材サイトからダウンロードした画像を貼り付ける。
Writerからだと、ふち無しの印刷ができなかったので、ひとまずPDFファイルに書きだす。「PDFとして直接エクスポート」で、WriterからPDFに書き出すことができる。PDFファイルを「ドキュメントビューア(evince?)」で開く。ctrl+pで印刷プロパティのウィンドウを開く。「ページ設定」のタブで、「種類」を「Ink Jet Hagaki」、「用紙サイズ」を「Hagaki (borderless)」に設定。
「ページの取り扱い」のタブで、「ページの拡大縮小」を「なし」に設定。
ここまで設定したら、「OK」で印刷を実行。これで、ふち無しの文面が印刷でき、文面も完成。
参考:
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